赤を追う。

赤い靴下と赤い悪魔を応援しています。 ボストン・レッドソックス/マンチェスター・ユナイテッド

ユナイテッドの今後について②

ブルーノ・フェルナンデスの獲得がいつまでたってもまとまらないので先に第2弾です。ワンビサカの獲得に成功し、CBと中盤の補強に専念するはずが「make a contact」の連続。名前が挙がりまくっている候補も含めてまとめます。

 


プレシーズンも始まり、スールシャールの目指すスタイル、そして足りていない所も分かってきたのではないでしょうか。ユナイテッドは、移籍市場が開いた段階でブルーノ・フェルナンデスにコンタクトを取っていました。エレーラの代わりという意見が多くて戸惑った憶えがあるのですが、スールシャールはプレシーズンでポグバをボランチに置き、ラッシュフォードの後ろでリンガードやマタを使う4-2-3-1を採用しているので、ブルーノはここで使われるんじゃないでしょうか。なんならハメスも安価だし良さげ。ブルーノはターンやボールの散らしが上手いのと、なんといってもキック力に優れています。長年の課題であるセットプレーの精度がついに改善されると思うと胸熱ですよね。そしてもう一つ期待できるのは、ポグバの負担が減るということ。ポグバはパスが上手いせいでゲームメイカーと勘違いされることが少なくないですが、違うんですよね。彼の売りはリーチと身体能力とテクニック、そしてセンスです。中盤でボールを支配する、強烈なミドルシュートを打つ、思いついたように精密なロングパスを通す、そして突然ボックス内に姿を現し、ヘディングを叩き込む。これが彼です。だからチームが上手くいっていないときに標的にされがちなのはある意味しょうがないんですよね、ハードワークするタイプでもないので。彼にデブライネを期待するのは間違いです。強化版ワイナルダムなんです(違うか)。エレーラやリンガードは、運動量やハードワークに関しては申し分ないですが、ゲームを作る能力はありません。マタがいるとチームが上手く回るのはこれが理由。ポグバがユーベで覚醒した時はゲームメイクに優れるピルロがいました。ゲームを作れる上に飛び道具も併せ持つブルーノがフィットすれば、色々な意味でアップグレードです。フィットすればね。ミリンコ?理解不能です。理解可能なのはポグバが移籍した時のみです。

 


マグワイア。賛否両論あります。彼をファンダイク以上の金額で獲ることはナンセンスなのか。私に言わせればアリセンスです。プレミアでの経験がある、イングランド代表のチームメートも多くチームに馴染むのが早そう、リーダーシップがありそう、など。抽象論じゃないかって?確かにそうです。スタッツを調べてみたのですが、ソースによって数値が異なっているのでなんとも言えないんですよね。一つ確かなのは現状のCB陣をアップグレードできることは間違いないということです。正直言えばお金はあるんだしまぁ良くない?くらいの気持ちです。アルデルヴァイレルトを£25mで連れてくるのが一番穏便なんでしょうけど最近は噂すら聞かないですし、CL逃した罪は大きいね。

 


ニコラ・ぺぺ。長年の課題である右のウィンガー。確かにリンガードや若手のジェームス、グリーンウッドで誤魔化している現状では悪くない補強だと思います。サラー2世になる可能性もあります。だけどアレクシスのこと忘れてません?このプレシーズンでスールシャールが採用しているトップのラッシュフォード、背後にマタやリンガードを配置するシステムでは、アレクシスの起用法も幅が増えると思っています。しかしながらブルーノとぺぺを連れてくるとなると明らかに2列目が飽和します。ルカクの代わりとなるストライカー獲得の方が優先なのでは?って感じですね。前の記事でも触れたようにオフザボールの動きに優れた選手がいないですし。ベン・イェデルの噂が出た時は「ウッディやるやん…」て思ったんですけど。あと皆さん仰っているように、ウチに内々定している(していない)サンチョはどうなるの?

プレシーズン雑感(ICC初戦)

ICC初戦、インテルを1-0で下してプレシーズンはここまで3戦3勝無失点となりました。ここまでの2試合は見れていなかったのですが、戦評や会見からなんとなく感じていたことを今日の試合で確かめれたので簡単にまとめておきます。

 

 

 

私がずっと言ってきたチームとしての方向性を明確にするということ。スールシャールのやりたいサッカーがだんだん見えて来ているように感じます。まずはここまで素晴らしい守備について。スピードのある前線と、運動量のあるリンガードを10番の位置に置いてのハイプレスでインテルのビルドアップを封じていました。ここは劇的に改善してます。失った後のリカバリーも早く、試合を通して高いポゼッションを維持していました。昨シーズンのスールシャール体制では、ハイプレスしても簡単に剥がされてそのまま上がったポグバのスペースを使われる場面が目立ちましたよね。今日の試合でもショートカウンターでボールを失ってからカウンターされかけてましたが、この時はジェームスが素早く寄せて芽を摘んでました。これだよこれ!攻撃面ではまだまだ成長の余地が見られましたが、走る選手はやっぱいいよね。

 


攻撃について。うーんて感じでした。あまり昨季と変わってない。やっぱり動き出し無さすぎますよね。今日はトップにマルシャル、左にラッシュフォード、右にジェームスという形でしたが、みんな動かない動かない。そもそもマルシャルは足元で受けたいタイプなのでリンガードの位置まで受けに来る場面も多かったです。ワンビサカとジェームスのクロスに合わせる人が誰もいないシーンもありました。スールシャールが就任してポグバの得点が増えたのは、トップに置かれたラッシュがあの超スピードでDFラインを下げていたのも大きかったです。スペースに飛び込んでくる選手がいれば簡単に点が入る崩しができていただけにもったいなかったなと。まぁ今のところそれができているのがメイソン・グリーンウッド君さんな訳なんですけど。このままだとチェルシー戦マジで先発しちゃうよ。

ユナイテッドの今後について➀

失意のシーズンを終え、スールシャールを正式監督として再出発するユナイテッド。新たなシーズンへ向け、補強第1号としてスウォンジーからダニエル・ジェームスを獲得したものの、当初から言及されている最終ライン、そして退団したエレーラの代役確保には至らずというように、移籍市場では大きな成功を収めているとは言えません。今回は、現状を整理しながら私なりに今後の展望をしたいと思います。

 

今月中にワンビサカ、ブルーノ・フェルナンデスの獲得を目指す

ディオゴ・ダロトの台頭は今シーズンのユナイテッドにおける数少ないポジティブ要素の一つでしたが、アントニオ・バレンシアが退団し、アシュリー・ヤングはパフォーマンスを大きく落としました。もはや新たな右サイドバックの獲得はセンターバックと並んで必須の課題と言えます。ユナイテッドは早くからクリスタルパレスのアーロン・ワンビサカをリストの上位に置いており、先月から交渉を続けてきました。この週末にも交渉の場を設け、3500万ポンド+ボーナスのオファーは拒否されたようですが、恐らく5000万ポンド付近での決着が濃厚です。同じく、セントラルの一角として名前が出ていたブルーノ・フェルナンデス。ネーションズリーグ決勝後にも発表がされるという報道もありましたが、アトレティコ・マドリー、スパーズも関心を示しており、まだ少し時間がかかりそうです。ジョアン・フェリックスや、タンギー・ヌドンベレの去就次第でスムーズに進む可能性もありますが、この2人(特にヌドンベレ)はユナイテッドもリストアップしているはずなので簡単にはいかないのかなと。

2018オフ展望

楽しかった2018シーズン、終わってしまいました。ワールドシリーズの振り返りもしようかと思ったんですが、なんかただの感想を連ねるだけになってしまいそうなのでやりません。散々Twitterで喜んだので笑。おめでとう、ありがとう。ここではこれくらいにしときます。あ、シリーズ男として期待してたピアースがMVP獲りました。ドヤ顔だけさせてください。


さて、それでは本題に入りたいと思います。オフの展望です。


FA

クレイグ・キンブレル(QO)

ネイサン・イオバルディ 

ジョー・ケリー

ドリュー・ポメランツ

ティーブ・ピアース

イアン・キンズラー

ブランドン・フィリップス


ここまでの動きとしては、60日DLからペドロイア、マルコ・ヘルナンデス、マダックスが復帰したことによりカーソン・スミス、ジャスティン・ハレイ、トニー・レンダが40人ロスターから外れました。ハレイとレンダは3Aへ、スミスはFAとそれぞれなっています。また、予想通りキンブレルにQOが出てますね。


誰を連れ戻すべきか

ハンリー・ラミレス、ポメランツ、キンブレルらが抜けたことでペイロールは40Mほど空きが出ますが、調停選手の高騰を加えると来季のぜいたく税ラインはすでにオーバーしているとみられています。なので恐らくチャップマンの契約に迫る金額が必要なキンブレルとの再契約は難しいでしょう。というかぜいたく税うんぬんの前に30歳を超える抑えに4~5年を保障するのはリスキー。可能性があるのはケリー、ピアース、イオバルディの3人。個人的にマストなのはイオバルディとピアースです。ピアースは安価なうえに1年、長くても2年の契約で済むので障害はないはず。来季もモアランドとプラトーンで起用したいです。アブレイユ欲しい…。イオバルディはポストシーズンでの活躍により4年60M規模の契約が予想されていますが、ここはいくべきでしょう。レッドソックスは来オフにセール、ポーセロがFAになります。同じくFAが迫るベッツ、ボガーツ、ジャッキーなどを留めるために2人を引き止めるのは難しいかもしれません。2020以降のローテ確保のためにもイオバルディは適任だと思います。1番決断が難しいのはケリー。ポストシーズンではMVP級の活躍で大きく貢献してくれたもののレギュラーシーズンでは73G 4.39ERA 1.36WHIP。予想される3年27Mでは少し割高。ただ先日のトレバー・ローゼンサルの契約をみると、ファミリアあたりのエリートリリーバーはそれなりの価格が必要になりそうなので再契約もアリ。


補強手段はトレードに?

レッドソックスは来年、野手のメンバーはその大部分が戻ってくるので、穴という穴はないです。強いて言えばキンズラーが抜けるセカンドくらいでしょうか。ペドロイアが復帰するといっても、具体的な復帰時期はまだ明かされていません。ホルトにフルシーズン任せるのは無理があるので、補強があるとすればここ。と言っても去年のフィリップスのような保険的な補強になりそうです。やはり大きなターゲットはブルペン。プレイジャーがセットアップとして成績を残してくれたので、1人加えれば十分かなあと思います。2年20Mとかでファミリア獲れたら最高ですね。しかし、先述したように膨らんでいるペイロールを考えると若くて保有期間の長い選手をトレードで補強するのが現実的なのかなあとも思います。シーズン中にも狙っていたレッズのイグレシアスとかね。ドンブロウスキも先日の会見でトレード補強について言及していました。プロスペクトの薄さではお馴染みですが、Ockimey,Dalbecあたりのダブついているコーナープロスペクトでなんとかならないかなあ。

ユナイテッド、サンダー、錦織の近況について軽く

ユナイテッド、苦難つづく

ユナイテッドはニューカッスル戦の劇的勝利の後、インターナショナルブレイクを挟んでアウェイでのチェルシー戦、ホームでのCLユーヴェ戦と、大事な連戦を迎えました。結果は1分1敗に終わりましたが、ピッチ内外で色々と雑音が多い中で(主にはモウリーニョの首の話題ですが)、内容としてはポジティブなものもあったように思います。まずはマルシャルの状況が大きく変わったこと。シーズン序盤はメンバーを外れることも少なくなかったですが、ニューカッスル戦の同点弾、チェルシー戦での2ゴールと結果を残し、ユーヴェ戦にもフル出場しました。これはモウリーニョの信頼の何よりの証でしょう。滞っていた契約延長の話も現実味を帯びてきたようです。そしてもうひとつ、リンガードの復帰が近いようです。彼はW杯でも活躍し、チームで不可欠な選手ですし、嬉しいニュースですね。

 

サンダー、まさかの開幕4連敗

カーメロが退団し、BIG3を解体して迎えた今シーズンですが、ノエル、シュローダー、カバロなどベンチの戦力底上げに加え、ポール・ジョージとジェラミの残留により昨季にも負けず劣らない期待を抱えることとなったサンダー。ですが今日もセルティックスに敗れ開幕4連敗となりました。私は去年までWOWOWでなんとか視聴していた勢で正直今年の試合は全く観れていないので、なんとも言えないのですがスタッツや周りの声を見てわかるのはとにかくシュートが入ってないということでしょうか。FG%、3P%、FT%と、いずれも両カンファレンス通じて最下位。FT%が数年間ずっと悪いのはなんなんだ…。今日のセルティックス戦では前半終了まで相手の3Pを0/11に抑えていたのですが後半に入りバカバカ入れられました。ハイエナジーのディフェンスはサンダーの十八番ですが、選手層の厚いセルティックス相手となると試合を通して継続するのは難しいです。ジョージとウェストブルックのファウルトラブルも手伝って反撃を許してしまいました。それでも4Q終盤までなんとかリードを保っていましたが、最後はウェストブルックのスリー連投が決まらず、去年やられたモリスにまたもやクラッチスリーを浴びて接戦を落としました。ラスはシュートが入らないときは入るまで撃つという悪い癖が出ました。さて、移転以来では10年ぶりの開幕4連敗となりましたが、GSW、LAC、SAC、BOSという簡単ではない相手が続きました。ウェストブルックも心配していないという趣旨の発言をしているので、これからです。あとはディアロが使えそうというのは嬉しい誤算ですね、ファーガソンが苦戦しているのでロバーソンが復帰する年明けまでなんとか繋ぎたいところです。

 

錦織、ティエムとのリベンジへ

滑り込みでのファイナル進出を目指す錦織は負けられない試合が続きます。イズナーがモンフィスに敗れたので今日のティエム戦に勝利すれば現時点で9位に順位を上げます。楽天の決勝でメドベージェフに痛い黒星を喫しましたが、上海でのフェデラー戦では敗れながらも素晴らしいプレーを披露。ウィーンでもティアフォーを相手にSFMから苦戦を強いられながらも、続くカチャノフ戦では圧倒的な勝利を収めました。相変わらずジェットコースターですが、今夜は輝く姿を見たいところ。地元開催となるティエムは、ウィーンのサーフェスに笑えるほど合ってるらしいので、タフな試合になると思いますが、トップハーフの隣山はフォニーニとディミトロフのシードダウンで開けています。なんとか勝ってポイントを伸ばしたいですね。

ワールドシリーズ雑感

レッドソックスの連勝で幕を開けた2018年のワールドシリーズ、明日から極寒のボストンからロサンゼルスへと戦いの舞台を移します。2試合を振り返ってみましょう。

 

第1戦、先発はセールとカーショー。メジャー屈指の左腕同士による投げ合いとなりましたが、共に5回途中で降板と、あまり長くは続きませんでした。初回にムーキーのヒット&盗塁からベニンテンディ、JDのタイムリーで2点を先制します。これまでのポストシーズンで先制した試合は全勝中。展望でも書きましたが、初回にムーキーが出塁して先制できた試合は7点以上を奪って快勝しています。第1戦も結果として8点を奪うことに成功しており、ムーキーがもたらす勢いはチームにとってもただの出塁以上の意味を持つものなのでしょう。カーショーは、中2日の登板が響いているのか、寒さの影響を受けていたのか、スピードは出ていませんでしたし、言われているようにカーブが悉く決まらなかったことで苦しい投球を余儀なくされました。象徴的だったのは5回にムーキーを迎えた打席。カーショーは試合の中でスライダーを多く使っていましたが、ファウルで粘られて最後はカーブが低めに外れて四球、続くベニンテンディにもヒットを許して降板となりました。一方のセールも、ピリッとしない投球に終始しました。復帰して以降、特にポストシーズンではフォーシームのスピードが上がってきませんでしたが、この日は最速96マイル、平均も94マイルほど出ていました。コーラが言っているように、復帰以降ベストの投球だったように思います。ただ4回で降板ということになってしまったのはやはり球数がかさみまくったということ。どこからでも一発がでるドジャース打線ですから厳しいところに投げるのは当然で、審判のゾーンにも苦労しました。マチャドに3つの打点を許しながらもタイムリーは1本にとどめることができたのが大きかったですね。打線を繋がらせなかったという意味で。

 

第2戦、先発はプライスとリュ・ヒョンジン。この日も前日に続いて2回に幸先よく先制に成功。必勝パターンに乗ったかと思いきや、リュの安定した制球と豊富な変化球を攻略するには至らず、逆に4回、満塁のピンチからケンプの犠飛とプイグのタイムリーで勝ち越しを許します。とても嫌な流れでしたがここをプライスが2点で堪えたのが大きかった。続く5回にアレが発動します。レッドソックス七不思議の1つ、「何もないところからなんかよくわかんないけどチャンスをつくる」ってやつですね。ALCSのG1、バーランダーが突然四球を連発したのもコレです(違うか)。よくわかんないけどっていうのはバスケスに失礼ですね、ともかく流れガン無視でチャンスを作れたってことです。キンズラーとJBJが5球でツーアウト、続くバスケスも1-2で追い込まれてましたから、ここから3点取られるとはリュも思ってなかったでしょう。結局プライスはプイグのタイムリーのあとランナーすら許さず6回3安打5奪三振2失点。No.2スターターの役割をしっかりと果たしてくれました。プライスについてはまた今度書こうと思ってますが、まずカッターを減らしてチェンジアップを増やしたのが今のところハマってるという感じでしょうか。シーズン中の投球では、カッターは28.2%もの割合を占めていましたが、PS初勝利を挙げたALCSのG5では15%弱と約5割も減。この日もかなり少なかったと思います。試合はこのままケリー、イオバルディ 、キンブレルが締めて終了。ロスター入りすら危ぶまれていたケリーが普通にセットアッパーとして働いてるのが謎でしょうがないですが、続けて抑えてほしいところです。

 

さて、明日の第3戦はポーセロとビューラーの投げ合いとなりました。勝てばほぼ大勢を決めることができますが、負ければ一気に戻されることもあり得ます。大事な一戦です。ビューラー相手では大量得点は期待できませんし、勝つとしてもロースコアゲームになるんじゃないでしょうか。できればイオバルディで行きたかったところですが、G2でも使ってしまったのでこれはやむを得ません。ポーセロの好投に期待しましょう。もうここまでくればリリーフで全試合投げてもらった方がいいのでは…。先発はいっぱいいるし。コーラは状況が状況ならイオバルディを再びリリーフ投入することを明言しています。オープナーとして起用して、ロドリゲスやポメランツにスイッチすることも1つの手でしょうね。

2018ワールドシリーズ展望

いよいよ明日、ロサンゼルス・ドジャース相見えるワールドシリーズの幕が開きます。レギュラーシーズン、ポストシーズン合わせて171試合を戦い、そして115もの勝利を積み重ねてきた歴史的な2018シーズンのフィナーレ。まずは展望から始めてみたいと思います。

予想先発
G1 セール-カーショー
G2 プライス-リュヒョンジン
G3 イオバルディ-ビューラー
G4 ポーセロ-ヒル


ドジャースフェンウェイパークで行われる第1戦、先日のNLCSでリリーフとして最後の1イニングを投げたカーショーを先発に持ってきました。15球投げて中2日での登板になります。否定的な声もありますが、まあカーショーは慣れっこだと思うので、普通にいつも通り投げてくるでしょう。レッドソックスの第1戦先発はもちろんセール。MLBを代表する二人の投げ合いとなります。例によってポーセロとイオバルディは第1戦と第2戦のリリーフ登板に応じて流動的になるでしょう。セールとカーショーはもちろん、ポストシーズンの呪いを解いたプライスと前回登板の雪辱を晴らしたいリュ、ここまでのポストシーズンにおいては双方ともに鍵となる活躍をしてきたイオバルディとビューラーなど、拮抗したマッチアップになっており第4戦までの勝敗表の予測は困難で、レッドソックスとしては、まずホームの2試合をしっかりと勝つことが重要です。ドジャースタジアムでの3試合はとてもタフなものになります。相手ファンの熱気はもちろん、DHが無くなることで攻撃力は大きく落ちますし、もしJDが右翼に入れば守備力も同様に落ちます。ここはなんとか2勝0敗の状態で乗り込みたいところ。シーズン中は対左投手を課題としていましたが、ここまでのポストシーズンではハップ、サバシア、カイケルと攻略してきました。これまでと同様、先制点を奪って序盤から主導権を握りたいところです。

 

レッドソックス

C レオン/バスケス

1B ピアース/モアランド

2B キンズラー/ホルト

3B ヌニェス/デバース

SS ボガーツ

LF ベニンテンディ

CF ブラッドリーJr

RF ベッツ

DH JDマルティネス

 

ドジャース

C バーンズ/グランダル
1B フリース/マンシー
2B ドージャー/マンシー/キケ・ヘルナンデス
3B ターナー
SS マチャド
LF テイラー/ピーダーソン
CF ベリンジャー/キケ・ヘルナンデス
RF プイグ
DH ケンプ

レッドソックスの第1戦先発捕手はレオンという発表があったのでここは確定です。ドジャースのDHケンプも発表がありました。キープレーヤーを一人挙げるのは難しいですが、強いて言えばムーキーですかね。レッドソックスはあの強力投手陣を有するアストロズからも5試合で29点を奪っていますが、リードオフを務めるムーキーは.205/.295/.578、盗塁も0と力を出せていません(守備面での活躍は凄まじいですが)。それぞれ7点、7点、8点を奪って快勝した第2、3、4戦ではいずれも初回にムーキーが出塁してチームに勢いをもたらしています。彼の復調はさらなる得点力を発揮するために不可欠です。JBJの覚醒がいつまで続くかわかりませんしね。あとはDSでのホルト、CSでのJBJに続くシリーズ男の出現に期待しています。個人的にはピアースに期待。

さて、今シリーズは両監督の古巣対決とか、2004年のヒーローであるロバーツの凱旋とか、そもそもWSで対戦するのが102年ぶりであったりとか、ヒルがフェンウェイに戻ってくるとか、マチャドがどれくらいのブーイングを受けるのか…などなど楽しむ要素には困りません。ドラマティックなシリーズになること間違いなしの2018ワールドシリーズ、プレーボールは明日の9時。会社がある方も学校がある方も観ましょう。

あ、デッドラインにツインズからトレードされたエドゥアルド・エスコバーがARIと3年21Mで契約延長したそうですね。安すぎてビックリです。これでARIはゴルシュミ放出という流れになるんでしょうか。ヤンキースに来ないことを祈っております。それでは