赤を追う。

赤い靴下と赤い悪魔を応援しています。 ボストン・レッドソックス/マンチェスター・ユナイテッド

3試合ぶりとなる勝利の味はしょっぱい味…。内容より結果の代表明け、あえて内容を語ってみよう

[EPL] 第5節 United 1-0 Leicister

 

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しょっぱい試合でした。まあ代表ウィーク明けのレスター相手ですから、勝てて良かったやんで終わりにしてもいいのですが、内容が無さすぎてすぐ書けそうだったので書きます。


ウルブズ、エバートンに並んでプレミアの足下すくい枠であるレスターですが、意外となんだかんだ勝つことも多いレスター戦。理由はチームスタイルが似ているからです。ユナイテッドが崩しに苦労するのと同様にレスターも攻撃のアイデアという意味では優れているわけではありません。去年の開幕戦でもPK絡みの勝利、アウェイ戦はミスをついたショートカウンターが決勝点でしたよね。今回もラッキーなPKを貰って先制に成功しました。


ユナイテッドが先制に成功したということもありますが、その後は試合が停滞します。停滞というかいつもの感じに戻っただけなのですが。ユナイテッドの選択肢はジェームスのみ。基本的に攻撃のアイデアやコンビネーションが皆無のユナイテッドですが、ジェームスに入るととりあえずそれっぽい攻撃にはなります。これは周りの選手が動き方を理解しているから。ジェームスが縦に突破すれば、中盤はサポートに入る、FWはニアに走り込んでクロスを待つ。ジェームスが中に切り込めば、サイドバックは追い越す、前線は背後のスペースをつく、中盤はボックス内に飛び込む。色々なパターンから攻撃は完結します。もちろんジェームスの個人技が前提なんですけど。しょっぱい試合の中で唯一連動してチャンスを作ったシーンがありましたよね。中に切り込んだジェームスがクロス、ボックス内に入っていたペレイラに合わなかった場面。これはジェームスが切り込んだタイミングで、ラッシュフォードが斜めの動き出しから相手CBを引きつける、空いたスペースにペレイラが入ってくるというパターン。チーム屈指の地蔵で有名なラッシュフォードですらそれっぽい動きが自然に出るわけですから、まあこの手の攻撃は動き方が分かりやすいんですよね。この攻撃が右からもできたら点も取りやすいんだろうなぁ。(サンチョ来ないかなぁ…)。このまま1-0で前半は終了。


後半、運動量が落ち出したユナイテッドの中盤はセカンドホールの確保に苦労。レスターに連続攻撃を許します。しかしやはりこれもレスターのチームスタイル故、防戦に回ったユナイテッドの壁を破るまでには至らず。ヴァーディが輝く試合展開にはなりませんでしたね。フレッジが入ってからは落ち着きました。ユナイテッドのヘロヘロな守備陣が何度もファウルに頼ってたのでセットプレーからヒヤヒヤする場面が多かったですが逃げ切って勝利。マグワイアの獲得がデカすぎる。最終スタッツです。

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さて、3試合ぶりの勝利の味はしょっぱいものとなりました。特に攻撃陣。ポグバ、マルシャルを欠く中で求められるものも多かったラッシュフォード。今日の印象は完全に「PKを決めにきた人」です。ラッシュフォードは身体を張るタイプじゃないので、周りに使われてナンボの選手。その割に動き出しが少ないのでこういった堅い試合では大抵消えます。スペースも無ければサポートも少ないからです。なので今のシステムで彼を輝かすことは難しい。相手が中堅や格下チームなら尚更。左サイドで使うにしても今やジェームスというファーストチョイスがいます。身体も張れて周りを使うのも得意なマルシャルが復帰すれば、2トップにするぐらいのことをしない限りラッシュフォードを使う場所がありません。まあスールシャールのことなのでジェームスを右に回すなりなんなりして使うとは思いますけど。よく走る、そして近づいてってサポートするのが好きなリンガードが戻ってくれば少しは存在感を取り戻すはずです。なんとか活躍する姿が見たいですね。


あ、トゥアンゼベがようやくデビューしましたね!さすがに先発はならず。マクトミネイとジェームスが疲れまくってたのでそこのヘルプに入るかと思いきや謎にアンカーの位置でした。3バックを使える監督だったら…。ショーとかウィングバックで使ったらすごい良さそうじゃないですか?まあそんな話はこれぐらいにして終わりたいと思います。次の試合はヨーロッパリーグ、GS第1節のアスタナ戦、20日の朝4時キックオフです。それでは。