赤を追う。

赤い靴下と赤い悪魔を応援しています。 ボストン・レッドソックス/マンチェスター・ユナイテッド

チェルシーを相手に最高の開幕スタート!

[EPL] 第1節 United 4-0 Chelsea

 

いやぁ、こんなにも全てが上手くいくことってあるのでしょうか。ホームで迎えた開幕節、ユナイテッドはチェルシーを4-0の快勝で下しました。

f:id:utdooralfa248:20190812195925j:image

 f:id:utdooralfa248:20190812195948j:image

 

まずはスターティングメンバーから。獲得したばかりのマグワイアが先発、中盤はマクトミネイとポグバ、ペレイラが2列目に入り、トップはマルシャル。スールシャールがプレシーズンからペレイラを多く起用してきた理由はハイプレスをサボらないから。確かにスピードであったり、ボールを持った時の視野、持ち出しといったところでは貢献できませんが、ある程度ポゼッションされることが予想される対チェルシーという意味では彼が最適解でした。アシストまで記録しましたしね。マタやディバラにはない魅力。私の先発予想ですか?もちろんマタでした。

 

f:id:utdooralfa248:20190812200004j:image


さて、プレシーズンで磨いてきたハイプレスは、ある選手の加入によって進化を遂げます。ハリー・マグワイア。前線のハイプレスと連動して、限定されたパスコースに次々と立ちはだかったマグワイアインターセプトでは両チーム通じてトップの数字を記録しました。DFラインも相当高かったです。チェルシーのトップに入ったエイブラハム、そしてジルーは裏を取りに行くよりはボールを収めるタイプ。CBの2人が背後から寄せてボールを奪うシーンも目立ちましたよね。2点目のカウンターもマグワイアの奪取からでした。厄介だったのはペドロ。右から中央に入る動きでショーを引きつけ、空いたスペースに良いクロスがあるアスピリクエタを侵入させるパターン。マグワイアが釣り出されて逆サイド、フリーのバークリーやエメルソンを使われるシーンが多かったです。最終兵器デヘアとポスト先輩に助けられましたけど。


あれ?最高の試合だったはずなのになんかテンションの低い記事になってますね。でもしょうがないです、正直攻撃面ではあまり書くことがないんですよね笑。取った4点は全て守備から、ハイプレスや奪取からのカウンターが起点だったわけですから。本当に戦術がハマったという試合。もちろん不安はあります。ボールを持たされて、ドン引かれたときに相手を崩せるのかとか。守備面に関しても、課題というべきものではなかったように思います。チーム全体で高い位置からプレッシャーをかけているので、剥がされたときにピンチになるのは当たり前。剥がされる数を減らすことに重きを置くべきです。そういった意味では、理不尽なディフェンス能力を持つワンビサカや、デヘアの存在は頼もしい。1-0リードで後半を迎えられたことは幸運でした。色々な意味で全てが上手くいった試合。なんなら問題点は全てが上手くいってしまったという点です。レフェリーがファウルを流していなかったら、ズマがもっとマシな対応をしていたら、ポストが1cm細かったら、どこで結果が変わってもおかしくなかった試合でもありました。


今日のピックアッププレイヤーはポグバです。少し前の記事で書いたように、ポグバが最大限に生きるときはポグバが目立っていない時。それでも2アシストでめちゃめちゃ目立っちゃってるのが彼の凄いところなのですが。低い位置でのプレーでしたが、リーチを生かしたインターセプト、精度の高いフィードで影響力を発揮しました。でもロストが少し多かったですね。


さて、プレミアの移籍市場は閉幕し、ついに開幕した2019/2020シーズン。ポグバやサンチェスの去就など、まだ不透明な要素もありますが、とりあえずはスールシャールが目指してきたスタイルが一つの結果として出たことを喜びたいですね。次の試合は日本時間20日の朝4時、ウォルバーハンプトン戦です。


あ、今日のトゥアンゼベコーナーはお休みです。